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RO浄水器で純水ができるか試してみた。

以下の記事で、ウンガー純水器を長く使用する方法を解説して、RO純水器を通した純水を使用すると長持ちするという解説をしました。

上記で紹介した逆浸透膜キットをRO浄水器として使用します。本当は、水道水に接続する場合は、RO浄水器に前に活性炭フィルターを通した方がいいですが、今回は、RO浄水器のスペックを測定するために水道水に直接接続しました。

RO浄水器のレビュー

【入っていたもの】

・Reverse Osmosis Membrane Element  ・・・ 1個

→逆浸透膜(RO膜)で、100GPD(ガロン パー デイ)の採水量です。

・RO Membrane Housing  ・・・ 1個

→逆浸透膜を装填するハウジングです。入口が1つ、出口が2つあります。

・1/4 Quick-Connect Fittings  ・・・ 3個

ハウジングとチューブを接続する継手で、サイズは 「オスねじ:1/4 × チューブ:6.35mm」です。

・1/4 チューブ 赤、黄、白

・その他 ・・・ ハウジング固定レンチ、シールテープ、ふきん

【別途必要なもの】

上記商品を使用するには、水道蛇口にホースを接続して、ホースとチューブを接続する特殊な継手が必要です。

また、純水の流量を増やすためには、濃縮水の流量を減らす必要があります。そのため、チューブにバルブを接続します。

使用結果

水道蛇口で、バルブ全開のときの流量が 9.6L/minで、これにRO浄水器を接続して、圧力や流量、水質を測定してみました。

接続は、以下の写真のように取り付けました。白いチューブ部分を蛇口に取り付けます。万能口金とアクアリウムや園芸などで使う4mmチューブ接続用継手を使いました。若干サイズが違うので結構思いっきり差し込まないとチューブが入りませんでした。

【使用結果】

水道水側(白チューブ):圧力0.46MPa、流量22L/h、水質(TDS)122ppm

濃縮水側(黄チューブ):流量3.7L/h、水質(TDS)332ppm

透過水側(赤チューブ):流量18.3L/h、水質(TDS)11ppm

RO膜の仕様が100GPDで、15.8L/hという事なので、必要量の水量、水質が出ていることが、確認できました。今回はわざと濃縮側のバルブを絞ってますが、濃縮水側の流量をもう少し増やして、膜にかかる負荷を減らしていいです。濃縮水側の流量が多いほど、膜の寿命が長くなります。

水質が、122ppmから11ppmになっているので、かなり良くなっています。この水をウンガー純水器に通して使用すると、樹脂の寿命が10倍以上長持ちします。下記の記事に解説しています。

このRO膜は、15カ月に1回交換する事を推奨されているようです。

以下の商品は、交換品で150GPDとなっており、さらに1.5倍の透過水量が確保できます。値段は3000円ほどです。イオン交換樹脂を直接水道水で使うより、消耗品の交換費用で、RO浄水器を使った方がかなり安価であることが分かってもらえたかと思います。

また、RO浄水器の写真のようなホースとチューブを繋ぐ接続継手があれば、RO浄水器を並列に2~3個接続できて、透過水量を確保できます。

どのようにウンガー純水器で使用するか?

どのようにウンガー純水器に通して洗車すればいいでしょうか?

RO浄水器が得られる純水の流量では、シャワーのように使用することができません。おおよそ10L/minくらいの流量が必要です。

解決策としては、最初に水道水で普通に洗車をして、その間にRO浄水器で純水をバケツに貯めて、洗車の仕上げに使用するのがいいと思います。

上記のような家庭用バスポンプの出口と内径15mmのホースをウンガー純水器に接続して、流量調整バルブ付きシャワーヘッドで、節水しつつ、散水することができます。これで洗車の仕上げに、2分間ぐらい散水出来れば十分でしょう。

最後に、RO浄水器の濃縮水を排水するのが、ちょっともったいない感じがしますので、バケツに貯めて、園芸用の水やりとして使用するのがいいでしょう。濃縮水は汚水というわけではなく、ミネラル分が濃縮された水ですので、土とかにはいいかと思われます。

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