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なぜ日本が経済成長しないのか?”幼児性””異国性””武士性”

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成田悠輔さんのバンダンでのスピーチで、人が身につけるべきものとして、やらない方がいい、やっても無駄、やってはいけないと言われているものにちょっとでも手を伸ばしてみる性質、実験っぽい精神が必要だと説いていました。

その3つが幼児性、異国性、武士性です。 

幼児性は、空気を読まずにバカになること。

異国性は、外野から指摘すること。

武士性は、自ら辞退すること。

日本の戦後の高度経済成長

戦後の日本は、朝鮮特需をきっかけに成長していきました。また国民の識字率も良かったので、技術の伝達がしやすかったようです。

戦後は、高齢者が少なかったです。これは、現代よりも明らかに幼児性が高かったとも言えます。東大安田講堂事件、三島由紀夫など。

戦後の東京一極集中と地方分散政策”日本列島改造論”、その後の都市再生プロジェクト

戦後は、都市部への大移動が起きていて、転入超過数がかなり高いです。1972年、日本列島改造論、工場三法による地方分散によって、都市部への人口移動は抑制されており、減っています。

東京の人口も1970年ごろから横ばいになっています。2000年頃から増えているのは、小泉内閣での都市再生政策が始まったからです。

こうして戦後、人々の都市への一極集中が増えました。

円安からの円高、金利下げからの上げ、そして消費税の導入でフィニッシュ

1985年以前は、かなり円安だったので、日本で製品を作って輸出するとたくさん売れて儲かりました。日本政府は、自国の製品が売れない困った国々とプラザ合意をして、一気に円高になりました。

円高によって製品の輸出で儲からなくなると思い、景気が悪くなると思った?(この辺はよく分かりませんでした。)1985年のプラザ合意から、金利の引き下げを行いました。そのため、土地の値段や株価が高騰しました。その後、金利を引き上げて1991年にバブルが崩壊しました。

この頃の貿易収支で赤字になっていないようですので、よく分かりませんでした。

また、この頃は東京の人口あんまり増えていません。そして、バブル崩壊後もしばらく経済成長していましたが、1997年に消費者5%が導入され、経済成長しなくなりました。

原因としては、消費税の導入、高齢化、年功序列、終身雇用、解雇規制によって、新しい価値観が入らなくなってしまったことにあると思われます。冒頭の”幼児性””異国性””武士性”がなくなっています。現状維持バイアスが働き、新しい事への拒否感が高まっていると思われます。

新しい事にチャレンジしなくなった結果

デフレによって、人、物の価値よりお金の価値が高くなり、人への投資や設備投資をしなくなりました。

高齢化によって、会社員のやる気がなくなりました。

日本と同じく、イタリア、韓国も高齢化社会です。「やる気が全くない」が多いです。

新入社員は、自分の能力をためさなくなりました。

他国に比べ、日本の若者の絶望感が高くなりました。

これからやっていく事

会社として出来ることは、

・幼児性を高めるために、新入社員の意見に応答する姿勢、チャレンジを支援する姿勢を持つ。

・異国性を高めるために、株主や外部監査など、第三者に見てもらう事で、組織を磨く。魅力を引き出す。

・武士性は、頑張って評価されて偉くなったら、自身への権力集中を手放し、後輩へ譲り、自身は辞めて、別の活動に取り組む。

と思われます。

また、地方の過疎化が問題と言われているが、世界比較ではそんな事はないようです。

ただ、地方の人材や価値観、既得権益については、もともと限られたリソースでお互い助け合いながら生きているので、排他的になっていると思われます。

よそ者 若者 馬鹿者

幼児性、異国性、武士性というキーワードは、いつしか、「町おこし」「まちづくり」界隈で、使われるようになった、よそ者、若者、馬鹿者というワードに似ています。

町おこしにはよそ者、若者、馬鹿者が必要といった感じです。

よそ者は異国性、若者と馬鹿者が幼児性という関連づけが出来ますが、組織の当事者でキーマンが内側から変えていく武士性にあたるワードはありません。

下のノートでは、そのことに言及しており、「話のわかる地主」が町おこしには重要であると、言っています。

まちづくりの大誤解。キーマンは「よそ者、若者、馬鹿者」…ではない!|小林 大輔/スムーズ代表 / Replan代表
「地方創生でよく言われる『よそ者、若者、馬鹿者』。そこに頼りだしたらもうその地域は終わりですよ」 そう語るのは地方活性化...
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